近未来サイエンスフィクション

SF小説

【SF短編】タキオンの庭-前編-

午後三時十七分の裂け目霧のように薄く、しかし決して消えない光が空を裂いたのは、午後三時十七分だった。港湾都市ネオ・ヨコハマの湾岸線を走る高速軌道のすぐそば、冷房が効きすぎたカフェの窓に映る世界が一瞬だけ歪んだ。誰も驚かなかった。ここ数年、世...